Santa Cruz

〈ワイナリーについて〉
- ヴィーニャ・サンタクルス -
チリの中でも最もワイナリーが多い地域、コルチャグアヴァレーに位置するサンタクルスは、日照量が多く濃厚なブドウが育つことで有名な土地です。「ワインロード」と呼ばれる道があるほど、周囲にも多くのワイナリーが点在しています。そのサンタクルス市内から海へ向かう道を車で30分ほど走ると、小高い丘に広がるブドウ畑とそして趣のある建物が見えてきます。門を抜けると、そこはまるで別世界。広大な敷地のなかには博物館やロープウェイ、展望台も併設され、エレガントな建物のワイナリーだけでなく観光地としても魅力的で、海外からも毎年多くの観光客が訪れます。
ビーニャ サンタクルスは2003年に設立され、2005年からワインの生産を始めました。年間約50万本を生産する、チリでは中規模のワイナリーとなります。毎シーズン個性豊かなワインをリリースし、エチケットもチリの伝統民族などの歴史をモチーフにするなど、オリジナリティー溢れるワイン造りが特徴的です。
丘に広がる畑はそれぞれの箇所で日照量、風の向きなど気候が異なるため、その差異がブドウの味にインパクトを与えています。ワインにするブドウは自社畑で厳選したもののみを手摘み。羊の放牧による雑草除去を行ったり、ブドウの皮をコンポストとして利用したり、ソーラーパネルを導入しワイナリーの電力は全てソーラーで補うなど、環境に配慮した栽培法を実施しています。毎年、安定した生産量を維持しながら、若手を中心とした勢いのあるチームが新しいブレンドの考案を積極的に行い、国外マーケットに向けたアプローチも精力的に行っています。