コレクション

Acrobata Numero4

生産者ハイメ・ロセジョについて

自社のワイン事業の他、小規模ワイナリー協会Movi(モビ)の副代表を務め、活動的に動き回るワイン業界の代表的存在のハイメ氏。チリワイン普及の功績を認められ、チリ大統領公邸食事会に招待を受けるほど。

豊富な経験から繰り出すブレンド技術で、飽きがこないスタイリッシュなワインを造り上げる。アクロバタ(アクロバット)というワインのように、活動的に各国を飛び回り輸出のノウハウも熟知した頼れる存在。チリ国内での販売数を伸ばし続け、国内でのプレミアムワインの地位を確率している。

Armidita

チリの北部、アタカマ砂漠標高1800メートルに位置するアルミディータ。首都のサンチャゴからは飛行機でコピアポまで、そこからは車で山道をひた走ること約3時間。雨がほとんど降らない乾燥した土地であり、切り立った谷に囲まれたワイナリーは風がとても強く吹いています。

今から約150年前、最初にこの地域に水路を引きブドウ栽培を始めた家族から3代目となる現在は、3姉妹が醸造などを担当し、約10ヘクタールの畑に2種類のマスカット(モスカテル)種を栽培、無添加の白ワイン、その白ワインから造られるパハレテ(伝統的な甘口ワイン)、ピスコ(ブドウの蒸留酒)、ジンを造っています。ブドウはもちろんすべて手摘み。その他の工程も全て手作業で、使用している昔ながらの蒸留器やコンクリートタンクが目をひきます。ワイナリーの建物はとても古く、初代が使っていた農機具、ワインの保管に使っていた洞窟などを見ることができます。

新しいアイディアを形にしていく、パワフルでエネルギッシュな3姉妹が造り出す商品は、力強さと女性らしさを感じることができます。特に、新たな挑戦であるアタカマ砂漠のハーブを使った100%チリ産のジンは、今チリ国内でも注目を浴びており、輸出にも力をいれています。3姉妹の今後の商品開発に目が離せません。

チリのピスコ文化を日本に広めたいという思いから取引先を探していたところ、ある取引先のオーナーから「大変質が良くプレミアムなピスコを造っている、素晴らしい3姉妹がいる」と紹介されたことがきっかけに、弊社代表がチリを訪問した際3姉妹の次女レイディと面談。商品の品質はもちろん、3姉妹がワインやスピリット造りに寄せる情熱と笑顔、信頼できる人柄が取引の決め手となりました。

Bramador

Camino

〈ワイナリーについて〉
- 醸造家:ヒメナ・パチェコ -

首都のサンチャゴからは車で5時間弱、チリの中でも最もワイナリーが多い地域、コルチャグアヴァレーの奥に位置するロロル村。そこに広がる畑は陽の光が強く降り注ぎ、潮の香り漂う海からのそよ風が届きます。ここで造られるブドウの質の良さに魅せられ、独自でワインを造り始めたのが、今国内でも評判の女性醸造家ヒメナ・パチェコです。チリワイン業界で働く女性で結成されている女性ワイン協会のメンバーでもあり、チリの代表的女性醸造家として活躍しています。
 
ヒメナ・パチェコがワインを作り始めるきっかけとなったのは2000年、カリフォルニアへ行きワイナリーで収穫を手伝った事で「この仕事を極めたい!」と思ったことがきっかけでした。ハンガリー、アルゼンチン、フランス、アメリカなど世界各地で、また、国内の有名大手ワイナリー(モンテス、マルティーノ、サンタリタ)などで醸造家として下積みを重ね、その後カサブランカワイナリー、サンタカロリーナなどで醸造責任者を務めあげたのち、独立することになります。
 
2013年、独立後のデビュー作となる「PULSO」を発表。ブドウからエチケットからすべてにこだわりぬいて、細部にまで情熱を注いでいる、彼女の自信作となりました。彼女はその豊富な経験を元にしながらも、型にはまらない、感性を生かしたワイン造りをしています。広大な畑の中から、自分のワインに適したブドウのみを選んで丁寧に手摘みし、果実味を生かすために新樽を使用せず、プラスチックの卵型タンクを多く利用します。醸造チームもすべて女性で、まさに女性が造り上げるワインであるといえるでしょう。南米1位に輝いたチリのレストラン「Borago ボラゴ」のシェフが気に入り採用を決めるなど、国内でも大変な話題となっています。
 
弊社代表が会社設立当時、取り扱いワインを決める際コネクションも何もない中、チリの首都サンティアゴにあるワインショップを訪れ調査を行いました。そのときに存在感のあるボトルと女性らしいエチケットに惹かれ、手に取ったワインがヒメナが独立後初めて造ったワイン、PULSO2013。購入したこのワインをテイスティングし、すぐにヒメナにコンタクトを取りました。ワインそのものの味とヒメナ・パチェコのワインに対する妥協なき姿勢・愛情深さに心を打たれ、ブエンモストとして最初に入荷を決めたワインとなったのです。
 
今では日本の多くのお客様も彼女のファンになり、ワインの入荷を楽しみに待ってくださっております。

Casa Bauza

首都サンチャゴから車で約2時間、国道沿いに広く開かれた広大な畑では、ブドウだけではなく桃やリンゴなどの果樹栽培も行われています。ちいさな丘のようなその場所からはチリの大地を見渡すことができます。約100年前、スペイン人であるバウサ一家がチリの北部でピスコ(ブドウの蒸留酒)の製造を始めました。そのピスコは今やチリ国内で大きなマーケットシェアを得ており、一家はフレーバー入りのピスコなどを先駆けて商品化した有名企業として知られています。その後、今から約20年前に自分達の名前が入ったワインを造りたいという想いで、マイポヴァレーにブドウを植え、ワインを造り始めました。そのワインの名は「Casa Bauza」、バウサ一家という意味です。畑は日照量が多く、朝晩の寒暖差が激しいことから果実味たっぷりのブドウが造られます。この畑ではオーガニック栽培のカルメネールが多くを占めており、このカルメネールの甘さを強く感じるのが特徴です。ブドウは手摘みで行い、卵型のコンクリートタンクは特注で海外から取り寄せるなど、醸造へのこだわりにも注目です。醸造家のナタリア・ポブレテは、チリ若手女性醸造家の一人としても選出され、多くの雑誌に取り上げられている実力家です。畑の管理から醸造、そして販売までこなすパワフルでキュートな女性。二児の母でもあります。弊社代表とナタリアとの出会いは、とあるチリでのワインの展示会でした。ワインを試飲し、ナタリアからワインの説明を受けると、彼女のワインへ向けるまっすぐな姿勢と深い情熱に、醸造家としての誇りを垣間見る事ができ、本物を造る人とはこのような人なのだと感じました。弊社が取り扱いを定番としているCasa Bauza Blendは、ナンバリングされたボトル、絶妙なブレンド、そして何よりナタリアの醸造家としてのキャラクターが愛され、大好評いただいているワインです。

Catrala

鳥のさえずりしか聞こえない静寂で済んだ空気、自然と一体化する空間にあるカトララワイナリーは、周りを自然公園に囲まれたオロスコ地域を独占所有しワイン造りを行っています。その敷地の大きさは東京ドーム約15個分。入り口から探検のようにいくつもの門を通り抜け、蜂飼育の箱や、桃やリンゴなどの果樹畑、民家などを見ながら、畑にたどり着くまで車で約10分という広大な敷地です。
一家で1991年 畑を購入し、初めはワイン用のブドウを造り、他のワイナリーに販売していましたが、売り先のワイナリーが賞を取ったのをきっかけに自社でもワインを作り始めました。2006年、初めて出品したコンテストで金賞を獲得してから、チリ国内外で注目されるワイナリーとなりました。
畑の雑草は刈らず、農薬も使わない、独自の工夫でオーガニック農法を守り、酸化防腐剤も最低限に抑えて製造。自然を愛し、のびのびとしたワインを製造している点が特徴です。ブレンドを一切せず、単一品種のみでのワインを造るこだわりは、ブドウそのものに自信があるからこそ出来ることといえるでしょう。また、海から車で30分ほどのロケーションに位置しているため、海風が届き、ミネラルを感じるワインに仕上がります。年間総生産数は平均72,000本。
「自然をこよなく愛し、自由にゆったりと、自分達の納得のいくワインを造り続けていくことがカトララの使命であり、信頼する顧客と長く付き合い続けることが最も大事」と語るパブロ氏。現在では国外からの引き合いが多く、生産量の90%はチリ国外へ輸出。2年先まで予約が入っているワインもあります。

CHILE

地中海性気候で多い日照量・乾燥。冬に集中する少ない雨。
良質なブドウの栽培するには最適な土地、チリ。
北はアタカマ砂漠、南はパタゴニア、東はアンデス山脈、西は太平洋と
まさに陸の孤島で、栽培する上で病気や害虫に悩むことが少なく、
オーガニック栽培にも適した環境です。
チリは既存の高級ワインに負けず劣らない、良質でエレガントな雰囲気を持ち、
さらにはチリらしい芳醇な果実味を堪能することができる素晴らしい
プレミアムワインが存在します。

FEATURED COLLECTION

FEATURED COLLECTION04

Moretta Wine

ナタリアとマリア・ホセはワインを一緒に勉強した同級生。お互い別々のワイナリーに就職し醸造家として働いているが、2人でワインを造りたいという思いでプライベートで立ち上げたワインブランド。畑、醸造、販売そして子育てと、毎日大忙しの2人です。

PULSO

Santa Cruz

〈ワイナリーについて〉
- ヴィーニャ・サンタクルス -
チリの中でも最もワイナリーが多い地域、コルチャグアヴァレーに位置するサンタクルスは、日照量が多く濃厚なブドウが育つことで有名な土地です。「ワインロード」と呼ばれる道があるほど、周囲にも多くのワイナリーが点在しています。そのサンタクルス市内から海へ向かう道を車で30分ほど走ると、小高い丘に広がるブドウ畑とそして趣のある建物が見えてきます。門を抜けると、そこはまるで別世界。広大な敷地のなかには博物館やロープウェイ、展望台も併設され、エレガントな建物のワイナリーだけでなく観光地としても魅力的で、海外からも毎年多くの観光客が訪れます。
ビーニャ サンタクルスは2003年に設立され、2005年からワインの生産を始めました。年間約50万本を生産する、チリでは中規模のワイナリーとなります。毎シーズン個性豊かなワインをリリースし、エチケットもチリの伝統民族などの歴史をモチーフにするなど、オリジナリティー溢れるワイン造りが特徴的です。
丘に広がる畑はそれぞれの箇所で日照量、風の向きなど気候が異なるため、その差異がブドウの味にインパクトを与えています。ワインにするブドウは自社畑で厳選したもののみを手摘み。羊の放牧による雑草除去を行ったり、ブドウの皮をコンポストとして利用したり、ソーラーパネルを導入しワイナリーの電力は全てソーラーで補うなど、環境に配慮した栽培法を実施しています。毎年、安定した生産量を維持しながら、若手を中心とした勢いのあるチームが新しいブレンドの考案を積極的に行い、国外マーケットに向けたアプローチも精力的に行っています。

SELECTION

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